1/17(日) 《果たすべき役割 》|【エールサポートクラブ】明石市神戸市放課後等デイサービス

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1月17日は2016年・第1回目のやま仕事!

 

車で20分ほど明石朝霧から北上して…

 

 

 

ゲートを通って冬の里山に入っていきます。

 

 

 

 

 

 

どんどん山の奥へと進んで

 

 

 

 

 

 

小さな橋を渡り川沿いに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森林保全ボランティアの方々とご一緒して

    

    

 

 

 

ここでしかできない体験を

 

 

 

作業前のミーティング、しっかりと注意事項を聞いて

 

 

 

果たすべき役割

里山の自然について専門家の方に貴重な出張講義をしていただきました。

今回のテーマは「竹について」です。

    

    

 

 

 

里山の竹林

「和」の雰囲気、「風流」なものとお考えになられるでしょうか?

 

 

 

 

ですが、実際は…

 

 

 

 

これらの竹は全て中国から輸入された品種だそうです。

「孟宗竹(モウソウチク)」という種類で日本の自生種ではありません。江戸時代ごろに持ち込まれました。

日本の自生種は真竹(マダケ)・淡竹(ハチク)など。

 

 

 

 

日本に自生する竹があるのに、なぜ孟宗竹が導入されたかといいますと「春の味覚」が理由だそう。

エールサポートクラブの子どもたちは去年の春にここ里山で体験させていただきましたので、その味をよく知っています。

 

こちらが2015年5月の里山、竹の子掘りの様子

 

ショベルとツルハシでたくさん竹の子を掘らせていただきました。

 

 

 

 

 

竹はなんとなく身近な植物で気を留めることもないかとは思いますが、「竹害」という言葉があるのを御存知でしょうか。

「竹害」とは、里山に生えている竹でもある外来種の孟宗竹が、その驚異的な繁殖力でもって周囲に無秩序に広がっていき様々な影響を及ぼすことなのだそうです。

人間にとっての利便性や経済合理性を追求した結果、既存の調和のとれた環境を乱すような事態に。

 

輸入品の竹の子の増加により竹の子の栽培が経済的に成り立たなくなり、また竹材の需要も減少、竹林管理の担い手も人口減少社会に入った現代では不足、結果として、孟宗竹の竹林面積は広がっているのが現状

 

講義でご説明頂いた淡路島では2000年から2010年の間に竹林面積は13,7%増加したとのこと。

 

 

 

 

 

里山の孟宗竹を見上げてみますと、周囲の木々と同じ高さになっているもの、それ以上に高く成長している竹も。

 

 

 

写真右手の鬱蒼とした竹林、繁殖力が強く成長の早い孟宗竹が密集して生えていくことで他の樹木の成長を妨げ植生が乱れます。

人間が適切な管理・手入れを怠ると里山の自然の多様性や生態系の調和が損なわれていってしまうのです。

 

 

 

 

 

私たちの先祖が異国より持ち込んだ孟宗竹、それらを排除するのではなく、それらも含めた「豊かで美しい自然」を保つ

人間もまたこの自然界の一部であって、相互作用の輪の中にあります。

「私たちが果たすべき役割は何なのか」

 

 

未来の世界をつくっていく子どもたち、若く柔らかい心を持ち多感な時期にこそ、

自然の中で活動して様々な問題について考えてもらう機会をもっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

講義で教えていただき驚いたこと…

成長が早いことで有名な竹、1日で竹は何センチ伸びるか?

 

 

 

 

 

なんと 1メートル!!

1日で1m20cmも伸びたりするデータがあるそう…

 

学生時代、梅雨時だったと記憶していますが週に一度訪れる教室で、授業の合間に窓の外に生えている竹の子を眺めていたのですが、

土から頭の先が出たなと思った次の週にもう立派な「竹の子」に…

その次見たときにはもう人の背丈を越えるような「竹」になっていました。

 

この成長の早さにちなんで、あの有名な古典「竹取物語」のかぐや姫は竹の中から生まれてきます。

かぐや姫はおじいさんが光り輝く竹の中から見出したときに「3寸ばかり」の約9cm

それが3か月の後には一人前の人の背丈に成長します。

 

 

 

竹について教えていただいて後、増えすぎた竹を有効活用する昔ながらの遊び道具「竹ぽっくり」づくりにも挑戦させていただきました。

    

    

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の手で作った竹のおもちゃの乗り心地はどうだったでしょうか。

    

 

 

 

さて、ここからこの日のお仕事に取り掛かります。

去年もお手伝いさせていただいたシイタケの「菌打ち」

こちらが種ごま

 

 

 

開封すると木釘にシイタケ菌が付着している状態

 

 

 

電動ドリルでホダ木に穴をあけていきます。

あとは金槌で種ごまを穴に収めていきます。

    

    

 

 

 

去年の菌打ちをしていない子も慣れない手つきではありますが丁寧に取り組めていました。

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仲間と互いに協力し合っての作業

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クヌギやコナラの樹を乾燥させたものをホダ木とします。

 

 

 

これらのホダ木は里山で間伐したもの

 

 

 

根気強く作業に取り組み「仕事に対する姿勢」を実践を通して学んでいきます。

    

    

 

 

 

 

 

 

エールサポートクラブの日曜日、畑でも里山でも「楽」はできません。手を抜くことなく大人と並んで仕事に励みます。

    

    

 

 

 

 

 

 

さて一時間ほど作業を進めていよいよホダ木も残り少なくなって今日のお仕事も仕上げに

    

    

 

 

 

お仕事に精を出した後の昼食は美味

    

    

 

 

 

シイタケがポコポコと顔を出して

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カサを広げる前のシイタケはこんな感じです。里山で色々と貴重な体験をさせていただいています。

 

 

 

 

 

 

こちらは2015年2月15日に菌打ちしたもの

 

 

 

まだシイタケの姿はどこにもありませんが…

1年前の菌打ちの時に「上手くいけば来年春には収穫」とのお言葉をいただいていましたので、暖かくなっていくにつれて期待感も膨らんでいきます。

 

 

 

冬は冬の姿で

 

 

 

 

 

 

季節の巡りと自然の姿の移ろい

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは2015年1月の里山第三回目の思い出深い場所

 

自分の胴ほどもある樹を力を合わせて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だんだんと里山のこともわかってきました。何もしないことが「自然を守る」ということではなく、適切な距離を保って上手く付き合っていく。

 

 

 

これまで連綿と続いてきた自然と人との調和のとれた関係

「関係ない」と無関心でいることで失われてしまったとしたら…

日本は国土の66%が森林です。

実に3分の2が森に覆われているのです。

 

 

 

国土面積に占める森林面積の割合でも、フィンランド、スウェーデンに次ぐ世界第3位

世界有数の森林大国である我が国、この狭い国土を覆い尽くすほどの森と日本人は切っても切れない関係なのです。

 

 

 

日本で生きるとは同時に、「森とともに生きている」のだという意識をもってこの豊かな自然環境を保全する取り組みを怠ってはならないと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経済的な豊かさだけでなく、あらゆる豊かさのなかで次代の子ども達が生きていけるように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

里山での実体験を積み重ねることで本当に大切なものを見出していって欲しいと思います。

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